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only about original web comic "Itsumademo Yarareppanashi Chaude ( IYC )" by Mamba Mio

シラ ※漢字表記は「新羅」【作品キーワード解説】

 朝鮮半島に存在した古代国家のひとつ。現在の韓国の源流。遊牧民族の一派であるセン(鮮卑)族の国である。

日本の古書では「しらぎ」と読むよう仮名がふられているが、実際の発音は「しら」。12世紀に編纂されたイドリーシーの世界地図には、シン(=秦=今の中国)の彼方に「シラ」なる地名が見える。「しらぎ」は、「新羅人」という単語を新羅人がシナ大陸現地の漢字発音を気取ってしゃべる発音(今でいえば北京語で「韓国人」を「ハンクオレン」と発音するようなもの)を日本人が書き取ったと推定される。

朝鮮半島南部を勢力圏としていたが4世紀からコークリー(高句麗)とニッポン(当時は「大倭」と表記)の狭間で存在感が埋没していき、生産性の高くない狭い地域に押し込まれた。産業が発達せず、国として存続しているのが不思議なほどの存在で、食糧生産はクダラ(百済)とニッポンに全面依存しており、代価として奴隷を輸出していた。

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7世紀半ばに新羅原理主義ゲリラ「黒新羅」がクダラ領土の北半分に勢力圏を確保した。この後、同じセン族の大唐帝国と同盟してクダラとコークリーを滅ぼし、クダラ残党ニッポン人ゲリラを駆逐したことで、朝鮮半島唯一の国となった。

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半島全域を支配するようになってからは、ローマから帰国した妖術師ヤンバンの支配が始まる。極楽浄土の建設をスローガンに、ヤンバンは釈迦の生まれ変わりであるとして国民に仏教信仰と個人崇拝を強制しながら、少数の貴族と大多数の貧しい国民に線引きする二極化社会を完成させた。

唐帝国の一部として制度も言語も一体化することで、大唐帝国の権威と特権を享受するこばんざめ戦略を採択した。理由は「らくちんで、おいしいとこ取りだから」。このため、シラの国王は、大唐帝国皇帝がシラ地方の長官として任命する。独立国家ではなく大唐帝国の一部であることをシラ王室も国民もホルホルして喜んだ。諸外国への文書にはいちいち「大唐帝国新羅」と書くことで「うちは大唐帝国の一部なんで…」と高飛車であった。

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10世紀半ばに王朝がコーレー(高麗)へ交替したものの、シラ人同士の内部抗争なので実質的にはシラの延長である。

本作品では「新羅」と書いて「シラ」とふりがなを打っています。また「新羅人」と書いて「しらぎ」とふりがなを打っています。時として「今の韓国人は新羅人の末裔である」ことを強調する際は「韓国人」と書いて「しらぎ」とふりがなを付けています。

【実例】最近の日本の歴史教科書では新羅」と書いて「シルラ」とよみがなを打っている。これは今の韓国語の発音であり、表記すること自体が無意味だ。百済」には「ペクチェ」、「高句麗」には「コグリョ」と、ご丁寧にも韓国語の発音で表記している。韓国人は新羅人でしかなく、百済高句麗とは無関係の存在である。韓国人はよく「日本人に文化を教えてやった」とホルホルするが、日本へ大陸の文化を伝播する役目を果たした地域は百済高句麗が9割以上であって、新羅は仏教僧がわずかに来た程度にすぎない。朝鮮半島の古代国家」とひと括りにすることで、済と高句麗がまるで韓国人の祖先のように見えるレトリックを韓国人は多用する。今の日本の歴史教科書は、韓国人(=新羅人)のレトリックをそのまま取り入れているのだ。他人の功績をウリナラファンタジー全開で横取りするのは新羅人のお家芸である。

※あくまでもこの作品の中の世界であり、実在の人物・団体・国家とは関係ありません。

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