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only about original web comic "Itsumademo Yarareppanashi Chaude ( IYC )" by Mamba Mio

お人好し おひとよし【作品キーワード解説】

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理不尽な行為を受けたにも関わらず、その相手に親切や利益を施す行為や発想。大多数の日本人に顕著である。「大人の対応」「負けるが勝ち」などと称して、あたかも自分が立派な行為をしたかのように思い込んでいるのが特徴である。悪い表現では「自己昇華」「泥棒に追い銭」とも言う。ほとんどの外国人が不可思議に思う行動でもある。

次のような行為がよく見られる。

・一方的な暴力を振るわれたのに、賠償請求もせず、無かったことにする。

・誹謗中傷されたのに「気にしてないから仲良くしよう」と申し出る

・自分を殺しに来た暗殺者を無罪放免してやる

諸外国なら訴訟や事件になってもおかしくない事案である。「被害を受けた自分にも落ち度があった」というストイックな反省思考は武士道精神とのつながりが指摘されるところである。非が無い自分自身に責任を求める姿勢は、諸外国でも美談になっている。しかし、性根の腐った人物からすればこれほど好都合なことはない。例えば、いじめ問題における被害者が周囲への責任を問えぬまま「いじめを受けてる自分が悪い」と思い悩んで精神的に追い込まれる原因にもなっている。お人好しは日本社会の理不尽の根源であると言えるかもしれない。

ただし、日本人のお人好しぶりが諸外国での日本人の好感度を高めている皮肉な一面がある。お人好しは日本人の親切心にもつながっている。「何をやらかしてもニコリと微笑んで大らかに見てくれる不思議さ」は、諸外国から東洋の神秘に包まれた神対応として人気を博している。

黒韓国は日本人のお人好しぶりに付け込んで執拗な粘着行為を続けている。日本人がお人好しである限り、黒韓国は日本人に粘着して迷惑行為を全世界で繰り広げながら開き直るのである。

【実例】高校生のスポーツ国際親善試合で日本と韓国が対戦した。韓国チームはラフプレーの嵐で、日本選手4人が負傷して退場。韓国チームはさらに日本語で「ばか」「あほ」と野次りまくった。試合終了後、韓国チームはいそいそと「ともだち! ともだち!」と日本語で言いながら日本選手に握手を求めたりハグしたりした。日本チームは、試合中こそ「汚いプレーの連続だ。赦さぬ」と怒り狂っていたのに、試合終了後の韓国チームの言動を見て「僕らが熱くなり過ぎていた」などと逆に反省の弁を述べるという本末転倒な行為に出た。韓国チームがニヤニヤ笑っている中、両チームの選手は仲良く食事をして記念撮影をした。日本選手たちは「非礼な韓国人を大らかに赦してあげた大人の対応」と自己満足した模様。韓国選手たちは「試合終了後に日本人に殴られると思ったので誤魔化すために先に話しかけたら、逃げきれた」と安堵していた。韓国選手内では「赦してくれてラッキー」と思ったのと「日本人はバカじゃないの?」と思ったのが半々だった。「赦してくれて、ありがとう」と思った選手は1人もいなかった。お人好しはバカと紙一重だと痛感した。

本作品では、ピンチに陥った黒韓国メンバーが平然と当然のごとく日本人に救援を求め、日本人がいそいそと彼らを助けるシーンが何度も登場します。日本人のお人好しぶりは黒韓国も承知しており、フル活用します。作品では敢えて「なんてお人好しなんだろう」と日本人自身が疑問に思う描写を挿入していますが、現実社会では自分のお人好しぶりを認識できていないのが実情です。客観的に描かれると日本人の目には歯がゆく映るかもしれませんね。

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日本人は「大人の対応」「神対応」なる言葉にホルホルしてお人好しのままでいいのか? 情け容赦なく厳正に懲罰を加えて”怖さ”を思い知らせるべきなのか? 世界的に評判の高い日本人の親切心ともつながる感情を、一体どこで線引きすべきなのか? 黒韓国への対応を通じて、落としどころを考える機会を提供したいところです。

※あくまでもこの作品の中の世界であり、実在の人物・団体・国家とは関係ありません。

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