チャラ男 ※読み方注意「ちゃらお」【作品キーワード解説】
第一印象は「軽い」。たいていキラネームの持ち主である。
信念があるようで無いような…でも、やたら個性を強調する。
賢いようで馬鹿なような…物事を深くは考えない。「面白ければ何でもいいじゃん」というフジテレビみたいな発想で生きている。
根性があるようで無いような…自分が得することには前へ前へ出て来るが、いざうまくいかなくなると逆切れして途中で放り出す。
一緒にいると腹が立つが憎めないところもある。
「自分ファースト」の発想で、信念も深慮も無いから、自分なりの感性で物事に飛びつき、飽きれば諦める。ある意味、応用の利く賢い人間である。
チャラ男と組んでいるのが「チャラ女」というべきココア＆コアラの双子である。
チャラ男は、不特定大多数の日本人を象徴したキャラクターです。何色にでも染まることができるユーティリティがあるため、白色で表現しました。描画ソフトで言えば「無色」…「無職」との掛詞です。考えてるようで考えてないので、脳味噌部分を描いていません。「何を考えてるのか解らなくて不気味」という意味もあります。
誤解しないでほしいのは、チャラ男やココア＆コアラのような人間は悪い、ということではない点です。自分なりに考えて、生きていくために、何色にも染まれるわけですから。どこの国でもこのタイプの人間が主流なんですけど、実際には、なぜかうまく世渡りできません。何かが足りないのですね。
【実例】「韓国ってかっこいいっすよね」「韓国ってオシャレっすよね」とやたらうるさい若い日本人がいた。御多分もれずキラネームの持ち主。韓流歌謡曲を次々ダウンロードしては、周囲にアピールするかのようにリズムを取って踊ったり鼻歌をうたったりした。「韓流は最高だ」と。数か月後「北朝鮮のモランボン楽団がお洒落っすね！」と言い出した。いきなりモランボン楽団って（苦笑）。「あれは北朝鮮のグループなんだぞ」と眉をしかめる同僚（北朝鮮が大嫌いな日本人）に「北朝鮮？関係無いっすよ」とバッサリ。「韓流はどうしたんだ？」と聞けば「韓流っすか？ だっさいすよ！」。…何色にも染まることができる強さ！ 転身の速さ！ まさに本作品で描きたいチャラ男のかがみである。
※あくまでもこの作品の中の世界であり、実在の人物・団体・国家とは関係ありません。
